自分に自信が持てない
自分の強みがわからない

 
と相談に来てくださる方たちのお話を伺っていると、
 
自分自身の強みに気づかせてもらえていないことが
あまりに多いように感じています。
 
 
気づかせてもらえない…とは、
あまりに他力本願に聞こえるかもしれませんね。
 
しかし、
 
実はこの他力、周りからの言葉というのは
とても大切なものなのです。
 
 

 
 

自信には感情的な経験が必要不可欠

自分の強みを
「これは自分の強みである」と認識して
自信を持つことができるのはなぜでしょう?
 
 
それは、
 
誰かがそれを評価してくれて、
自分自身も、それを嬉しく感じたり、
誇らしく感じたりしたからでは
ないでしょうか。
 
もしくは、その逆、
 
自分自身が誇らしく感じた何かを、
誰か一緒に楽しみ喜び
評価してくれたから。
 
 
「自信」とは、
自分を信じると書くものの、
 
信じられるだけの感情的な経験が必要不可欠と
私は感じています。
 
 
こうした経験が乏しいと、
 
自分にとっての達成や成功が、
いったいどんな感覚なのかをイメージできません。
 
 
自信が持てない、
自分の強みがわからない、というのは、
 
達成や成功に対する喜びや充実感などを
実感として感じた経験が乏しい
 
ということも大きな要因の一つ。
 
 
その意味で、
 
他力本願に聞こえるかもしれませんが、
気づかせてもらえない、という表現をしています。
 
 
 
例えば、
こんなお話があります。
 
 

褒められても評価されても自信に繋がらない時

「顔が小さくて、スタイルがいいね」
 
ある人が、
仲良くしている美容師さんたちに
会うたびに言われる言葉です。
 
その方は、
職場の上司や社員の人たちからも、
 
「現場からの信頼が厚い」
「仕事が早くて正確で、とても助かる」

 
と、何度も言われるのだそうです。
 
 
容姿を褒められて、仕事ぶりを評価されて、
周りから見れば、
彼女は自分に自信を持てるだろうなと
思えるのですが、
 
実はそうではありません。
 
彼女は、
 
言葉では「ありがとうございます」と言えるけれど、
心の中では、
 
「そんなことはない」
 
「それは自分の偽りの姿で、
 本当はとても醜くて、
 仕事だってろくにできない人間なんだ」

 
と思うのだそうです。
 
 
詳しくお聴きすると、
これまでの経験の中で、彼女は、
 
容姿で褒められたことなんて一度もなくて、
むしろけなされることの方が多かったし、
 
仕事で何か成果をあげても、
評価されるどころか、目の敵にされて
力を発揮し続けることができなくなってばかりで
 
いい気持ちがしたことがなかったのです。
 
 
しかし、その彼女も
 
「絵がうまいね!」
「私にも描いて!」

 
と言われると、
心から嬉しく誇らしく思うのだそうです。
 
昔から絵を描くことが大好きで、
雑誌にも何度も掲載されて、
賞をもらったこともあるんだとか。
 
 
先の、容姿や仕事ぶりと何が違うのだろうと
一緒に考えてみたところ、
 
絵を描くことは、
自分が喜んでいる時に、友達や家族からも、
 
「すごいね!」
 
褒めてもらえていたことが
大きな違いでした。
 
大人になった今でも、
絵を描くことは、
自分が自信を持てる特技の一つだとおっしゃいます。
 
 
自分が好きなことや頑張ったことに対して、
 
「よくできたね」
「すごいね」
 
認めてもらえることは、
自分の強みを自ら認識して
自分に自信を持つために、
 
とても大切な経験なんだと実感したお話です。
 
 

自信・自己肯定感は学習するもの

 
先にも書きましたが、私は、
 
自信を持つためには、
自分を信じられる感情的な経験が必要不可欠

 
と感じてきました。

そこでカウンセリングの諸理論・諸概念から見て、幸福な社会生活を営むのに最低限学習しておくに値する感情を列挙しておきたい。
(1)感謝・ありがたい(内観法)
(2)うれしい・楽しい(快楽原則・交流分析の子ども心のこと)
(3)勇気・正義感・楽しくはないがすべきだからする(超自我・実存主義でいう意味の発見)
(4)損得の感情(自我・交流分析のおとな心<現実感覚>のこと)
(5)恥ずかしい、申しわけない・気の毒・かわいそう(超自我・交流分析の親心のこと)
(6)自信・自己肯定感(自己理論の自己一致)

(「カウンセリング心理学入門」國分康孝著、PHP新書、2016年第一版第二十一刷)

 
カウンセリング心理学の大家、國分康孝先生の著書の一節です。
 
感情は「学習」するものであること、
そして、学習するに値する感情に、
 
うれしい・楽しい
自信・自己肯定感
 
が、含まれていること。
 
私が相談の現場で感じてきたことと重なり、
大変共感しました。
 
 
私が出会ってきた繊細さ人の多くは、
この学ぶに値する感情の中の
 
恥ずかしい・申し訳ない
 
がとても強かったり、
 
楽しくはないがすべきだからする
 
ばかりを頑張り過ぎたりして、
 
喜びや楽しさ、自己肯定感を
後回しせざるを得なかった
ように感じています。
 
 
確かに、
 
恥ずかしい・申し訳ない
 
という気持ちも、
社会というコミュニティーの一員になるために
とても大切な感情ですし、
 
楽しくはないがすべきだからする
 
という気持ちも、
目指す目標の達成につながる
とても力強い感情であり、
 
必要不可欠なものです。
 
 
しかし、だからこそ、
 
自分自身の人生を楽しむこととの
バランスを保つために、
 
うれしい・楽しい
自信・自己肯定感
 
も、同じくらい、もしくはそれ以上に
学びたい感情なのです。
 
 

今これから学ぶための“たった一つ”のポイント

これまでの経験の中では、
実感として持つことが少なかったこれらの感情、
 
今、これからでも
学んでいくことは十分可能です。
 
 
具体的にどうしたらいいかというのは、
人それぞれ異なるものですが、
 
ポイントは、たったひとつ。
 
今までとは違うことをやってみよう
 
ということです。
 
 
(他人の尊厳を傷つけるようなことは慎むのは
 いわずもがなですが)
 
 
今までと同じことを続ければ、
同じ結果が出るだけです。
 
これを、
、とか、パターンと言ったりします。
 
この、
パターン変化させることが大事です。
 
 
自分自身のパターンを変えると、
 
これまで関わってきた人とは違う人たちと出会ったり
周りからの言葉を、違った意味で受け取れるようになったりと、
 
自分にとっての他力にも変化が起こります。
 
 
美味しいものを食べて、
しっかりと睡眠
をとるだけで、
 
見違えるように自信にみなぎる人もいます。
 
 
筋トレや体を動かすことで、
自信を育てていく人もいます。
 
 
カウンセリングのような形での第三者との会話の中で、
自己肯定感を上げていく人もいますし、
 
読書を通じて、
自らの魅力に気づく人もいます。
 
 
服装や髪型を整えることで、
自信を取り戻していく人もいますし、
 
自分にかける言葉や思考の癖を整えることで、
自分の強みに気づく人もいます。
 
 
環境を変えることも、ひとつの方法かもしれません。
 
 
ほんの少しでもいいのです。
今までのパターンを変化させてみること。
 
 
今まで後回しにしていた
 
うれしい・楽しい
自信・自己肯定感。
 
上手に他力を受け取りながら、
心地よい経験ができるような方法を、
一緒に探してみましょう。
 

 
キャリアデザインは、
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自分に自信が持てるようになりたい。