理想の仕事や生活の環境を手に入れたい時、
まず、どんなことを明確にしますか?
 
 
就職活動の支援をさせていたく中で
よく耳にするのは、
 
やりたいこと興味のあること
将来どんな自分になりたいか
明確にしてみましょう
 
ということです。
 
 
夢の実現や目標の達成の方法論の中でも、
 
目指す理想の姿を明確にイメージして、
肯定形で表現するというお話を、
 
よく耳にします。
 

好きな時間に、
好きな場所でできる仕事がいいな
 
“この日までにこれができていればいい”
という風に、期限と完成形が示されて、
やり方は自由にさせてもらえる仕事がいいな
 
人とあまり話す必要がなく、
ただ黙々と作業に向き合える仕事がいいな
 
プライベートの時間は大事にしたいから、
仕事とプライベートを
しっかり分けさせてくれる職場がいいな
 
住まいはどこでもいいな
何なら、
キャンピングカーで全国を回りながら
仕事するのもいいな

 
私自身も、コンサルティングの中で
なりたい自分の姿のお話を
しています。
 
 
しかし、
繊細さを持つ人の中には、
 
この方法が逆効果になってしまう場合が
あるのです。
 
 
そのような時には、
 
あえて、
理想の姿のイメージはしないようにしていただき、
 
全く逆の「あること」
明確にしておくことから始めています。
 

 
 

理想の姿のイメージが「自己イメージ」を下げる!?

その「あること」とは、
 
「どうしても嫌!」なもの
 
です。
 
 
なぜ、
理想とする姿のイメージを
やめる必要があるのでしょう?
 
それは、
 
理想の自分をイメージしたとたんに、
「自己イメージ」が
大きくマイナスに傾いてしまう
から。
 
 
そして、
 
マイナスの「自己イメージ」を
プラスに育てる第一歩として、
 
「どうしても嫌!」
 
を明確にする必要があるのです。
 
 
「自己イメージ」とは、
 
自分が自分のことをどんな人だと思っているか
のことを言います。
 
 
夢の実現や目標達成の方法について
こんなお話を
耳にしたことはありませんか?
 

未来の理想の生活や
こう在りたいという自分の姿を
イメージすることで、
 
夢が現実のものとなる。

 
確かにそのとおりだと、私も思います。
 
理想とする姿を、
リアルに思い描くことには
それだけの力がありますし、
 
理想の自分に、
順調に近づいていく方も
もちろんいらっしゃいます。
 
 
しかし、繊細さを持つ人の場合は、
 
ここに、
強烈なブレーキがかかってしまう場合が
あるんです。
 
 
…こんな経験、ありませんか?
 
 

嘘、諦め、自分だけが…強烈なブレーキの例

「こんなの、嘘」
これは、私のものじゃない
全部想像だから、信じられない…
 
 
どんなに理想の姿をイメージしても、
それは想像だということを
心の奥深くでは分かっています。
 
また、
理想とする人の真似をしてみても、
それは、あくまでも真似であって、
本物の理想の姿ではないと
分かっています。
 
 
すべて架空の世界の出来事
現実ではない。
 
だから、
全部嘘で、虚しく思えてしまいます。
 
 
もしかすると、こう感じる方の中には、
 
これまでの経験の中で、
自然と本質を探求しようとする個性から、
「考えすぎ」「素直じゃない」
なんて言われたことがある方も
いらっしゃるかもしれません。
 
 
「でも、どうせまた…」
どうせまた、うまくいかない
こんなことしたって虚しいだけ…
 
諦めたいわけじゃないけれど、
諦めの気持ちが押し寄せてくる
 
そんな状態です。
 
 
もしかすると、こう感じる方の中には、
 
これまでの経験の中で、
「できた!」「これでいいんだ!」のような
成功に伴う嬉しさや喜び、充実感を
感じさせてもらえる場がなかった方も
いらっしゃるかもしれません。
 
 
「周りの人はできているのに…」
やってみたよ、がんばってみたよ、
でも、自分だけがうまくいかない…
 
周りのみんなは、とても立派で、
なんでも上手にこなしているのに、
なんで自分はできないのだろう
 
そんな風に感じてしまう状態です。
 
 
もしかすると、こう感じる方の中には、
 
これまでの経験の中で、
 
完璧を目指さなければならない環境にあったり、
自ら率先して完璧を目指したりして、
よりよい自分になろうと頑張り続けてきた方も
いらっしゃるかもしれません。
 
 

周りから見れば、
「なんで?」と思うような
不思議でもどかしい状態なのですが、
 
一番もどかしく悔しく感じているのは、
その人本人。
 
どうして自分はこうなんだろう、と
悲しく悔しい気持ちなのです。
 
 
これは、
 
理想とする未来の自分を
想像すればするほど、
 
悲しくなったり、虚しくなったり、
騙されたような気持ちになったりして、
どんどん気持ちが落ち込んでしまう
 
つまり、
 
未来の自分に希望を感じられない
 
という状態なのではないかと
私は感じています。
 
 
繊細さを持つ人の中には、
 
これまでの経験の中で、
繊細さを誤解されたり、
なかなか理解してもらえなかったり、
 
先を見通す力や思慮深さが
嫉妬の対象となってしまったりして、
 
寂しい思いをしながらも、
 
それらをすべて、
自分のせいだと考えて、
 
自分で自分を責めてしまってきた方も
いらっしゃいます。
 
 
未来の自分を信じられない気持ちになるのも
無理のないことです。
 
 

まず必要なのは「自己イメージ」を傷つけないこと

ただ、
 
夢の実現や目標の達成には、
 
自分はできる、と信じられるだけの、
プラスの「自己イメージ」
必要不可欠です。
 
 
サイコ・サイバネティックス理論という
目標達成の仕組みを著した
マクスウェル・マルツ博士の著書に
自己イメージについてのこんな一節があります。
 

その、あなた自身が考えるあなたのイメージが「プラスの思考」で形づくられていると「プラスの生活」ができます。反対に「マイナスの考え方」でてきていると「マイナスの生活」しかできないのです。

(「自分を動かす 自己イメージによる成功の心理学」マクスウェル・マルツ著、小圷弘訳、知道出版、1981年)

 
就職、転職、昇進、起業などの仕事面に限らず、
夢の実現や目標の達成を目指すなら、
 
「自己イメージ」を低下させない取り組みを
していただきたい。
 
 
ですから、もし、
 
理想の自分の姿をイメージすることが、
「自己イメージ」の低下を誘発するなら、
 
しないほうが良いのです。
 
 
まず先に、
 
「どうしても嫌!」を明確にして、
それをできる限り避けて、
 
「自分にもできる」という感覚を
しっかりと持つことが大切です。
 
  

「嫌!」の全部を避けてはいけない

あなたにとっての
 
「どうしても嫌!」は
 
どんな事柄、環境、人柄、でしょう?
 
 
それを明確にして、
 
まずは、それらから
距離を置くことから始めましょう。
 
 
しかし、
なんでもかんでも「嫌!」にするのでは
ありません。

 
 
相談の中では、
これまでの出来事を丁寧に振り返って
 
避けるべき「嫌!」と、
その必要がない「嫌!」
 
丁寧に分けていきます。
 
 
嫌なことのすべてを避けることは、
社会生活を営む上では、
現実的ではありません。
 
これらのすべてを避ける、ということは、
裏を返せば、
 
自分の思いどおりになるもの以外は
認めない

 
ということにもなります。
(一般的には、
あまりお近づきになりたくない人だと思います)
 
 
それに、
 
嫌!無理!と思ったことでも、
人との出会いや環境の変化によって、
 
新たな絆や才能として花開く場合も
ありますから、
 
それこそ、
「自分にもできる!」にも繋がります。
 
 
すべてを避けるのは
実は、とてももったいないことなんです。
 
 
「どうしても嫌!」を
上手に避けることができると、
 
自分にとって
ある程度安心して取り組める環境が整い、
ある程度安心して関われる人と
出会えるようになります。
 
少しずつ、
「できた」「これでいいんだ」という経験が
できるようになっていくでしょう。
 
 
 
「自己イメージ」は、
経験から育っていきます。
 
 
まずは、
 
「どうしても嫌!」を明確にして、
これと距離を置いて、
 
少しずつ、
プラスの経験につながる環境を
整えていきましょう。
 

 
キャリアデザインは、
このような方におすすめいたします

仕事や人間関係、ビジネスで、悩みやつまずきを感じていて、解決の糸口を探している。

※法的事項、医療での対応が必要な事項等、当方で対応ができない場合は、他の専門機関をご紹介することがありますので、あらかじめご了承ください。

視野を広げて、様々な可能性に気づきたい。

今の仕事や働き方を変えてみたい。

自分に自信が持てるようになりたい。